|

最近ダイエットというと、雑誌やTVなどでも次から次へと特集が組まれ、
非常にたくさんのダイエット法や情報が溢れています。『短期間で・・・』
とか 『楽して・・・』 という言葉についつい飛びつきたくなるようなダイエット
法や情報もたくさん紹介され、それらを一つや二つ試したことがある、と
いう方も多いのではないでしょうか? 最近は痩せ過ぎの身体を求めて無
理なダイエットをしている方も多いようですが・・・。確かに摂取カロリーを
抑えたり、運動をしてカロリーを消費することで 『痩せる』 ことはできます。
しかし皆さんの周りでもダイエットに挑戦し、結局はリバウンドして体重や
脂肪が余計に増えてしまったり、体調を崩してしまった、という経験のある方は多いのではないでしょうか?
『ダイエット』 のもともとの意味は皆さんご存知でしょうか?今では 『ダイエット= 痩せること、減量・・・』 と思っておられる方々が多いと思います。この語源はギリシア語の 『diaita』 からきていて、その意味は、『健康的な人の生き方』 だそうです。これを語源として生まれた英語の 『diet』 も本来は、『日常の食事、食生活、食習慣、食事療法』 などを意味しています。私たちが普段から使っている 『痩せる』 という意味ではないのです。
私たちの身体はいろいろな細胞そして組織が非常に複雑で巧妙に絡み合って成り立っているので、何か一つ
のことだけを行なってうまくいく、と言うことは残念ながらまずなく (その時や短期的にはうまくいくかもしれませ
んが・・・)、ダイエットにおいても健康を取り戻すのと同様に、身体のことを総合的に考えていかなければなりま
せん。身体のことを総合的に考えずにダイエットを行なっても、皆さんや皆さんの周りでも多くの方が経験あると
思いますが、ダイエットを行なっている時は痩せて体重や脂肪も減り、ウエストも細くなって身体が引き締まった
けど、ダイエットを止めたらすぐにリバウンドして体重や脂肪が最初以上に増えてしまったとか、体調を崩してし
まった、という失敗をしてしまうのです。
脂肪組織 (脂肪組織は脂肪細胞の集まり) は、単に脂肪を溜め込んだエネルギー貯蔵臓器ではありませ
ん。外界からの刺激に対応してさまざまな生理活性物質を分泌している人体内最大の内分泌臓器でもありま
す。
脂肪の大きな働きとして 『エネルギーの貯蔵』 と 『体温を一定に保ち、身体 (特に内臓) を正常に働かせるための断熱材』 とが挙げられます。その他にも『皮膚の保護』、 『代謝を活性するためのホルモンとして』 、
『血圧や体温、筋肉の働きをコントロールする』 など様々な重要な働きをします。普段から身体 (特に内臓) に
負担をかけるようなことを行なっていると、あなたの身体はその状態に合わせ、体内に脂肪を蓄積しやすい状態
になってしまいます。人間は生命を維持するために体温を一定に保っています。身体を維持するには体温が高
くても、低くてもいけません。脂肪は体温を一定に保ち、身体 (特に内臓) を正常に働かせるために身体に蓄積
します。寒い時には熱が外に逃げないように、そして暑い時には熱が体内に伝わりにくくして体温の上昇をコント
ロールしています。ですから、それを考えずにただの脂肪を落とすようなダイエット法では、確かにその時は痩
せるかもしれませんが、身体には大きな負担となり、『痩せた』 というよりは 『やつれ』 てしまい、リバウンドも起
こしやすくなってしまいます。
脂肪は肝臓や血管に少量ですが蓄積します。肝臓の中で脂肪が蓄積し過ぎていくと、肝臓の機能が低下していきます (肝臓に負担をかけるような繰り返していても、肝臓の機能は低下します)。そうする
と過剰な脂肪を血管に運びます。血管に脂肪が蓄積すると大きな問題 (病気) が起きてしまうので、お
腹の回りや足、内臓などの皆さんもご存知のようにいろいろなところに蓄積します。結果的に摂取カロリ
ーが消費カロリーを大きく上回り、脂肪が蓄積するわけです。それだけではなく肝臓に脂肪が過剰に蓄
積する以外にも、現在のあなたの身体が脂肪を余計に蓄積しなければならないような負担がかかっている状
態だからこそ、脂肪が必要な部位に運ばれ、蓄積してしまうのです。細胞そして組織に負担がかかっている状
態では、その細胞や組織を正常に働かせるため、そして負担を受けている分余計にエネルギーが必要となるの
で脂肪を蓄積させ、エネルギーを貯蔵させます。そのためにダイエットを行なってもなかなか脂肪も減らなかっ
たり、ダイエットを止めるとリバウンドしたりと、うまくいかないのです。
『必要だからこそ身体に蓄積された脂肪』 を無理に落とすわけですから、
ダイエットを止めた時には身体は危機感を持ち、脂肪をまたすぐに蓄積しよう
とします。この時身体は、また脂肪を無理に落とされては困ると考え、前より
も多く脂肪を蓄積させようとしてしまいます。
ダイエットというと体重や脂肪を減らせば減らすほど良い、と考えがちですが、脂肪が蓄積した原因を考えず、
無理に脂肪や体重を落としても身体にかかる負担が増え、リバウンドしやすく、体調も崩しやすくなります。汗を
たくさんかいて水分や老廃物を出す方法では、確かに一時は体重が減りますが、戻りやすいのも事実です。
『同じようなダイエット法であの人は、あれでうまくいったけど私は・・・』 という経験はありませんか ? 脂肪が蓄
積しやすくなる原因は人それぞれで、対策も人それぞれで異なるので、ダイエットをする時は個人個人に合わ
せて考えていかなければなりません。ダイエットという目的が同じでも、脂肪が蓄積してしまった原因は、人それ
ぞれで違います。自分の身体にかかった負担の原因が何なのかを知り、正しい対処をすることが不可欠です。
最近の報告では、肥満は非常に軽いレベルでの 『炎症』 であると言われています。ブレイン・トリートメント・
システムでは、『ストレス因子 (なぜ器官・臓器・組織が炎症を起こしたのか ? )』 が何かを正確に見つけ出す
ことができます。脂肪が蓄積してしまう原因を見つけるてみませんか?
短期間で痩せたり、楽に痩せるのは非常に魅力的ですが、しっかり脂肪の蓄積する原因を考えてダイエットを
することが何よりも大切です。身体の負担になるダイエット法で、また逆戻りではせっかくの苦労が水の泡。急
ぐ気持ちを抑えながら、着実に、そして正しくダイエットを行ない、健康や美容も取り戻してみませんか? |